カキの養殖体験で殻むきをしました
今月紹介するのは、大原小学校が取り組む「カキの養殖体験」です。大原小がある牡鹿半島は、カキの養殖に適していて、古くから研究や開発に励んできました。毎年5、6年生が地域に根ざした漁業を学ぶため、カキ養殖の歴史を調べたり、種ばさみ・殻むきを体験したりと、理解を深めています。学んだことは、ふるさと学習発表会で保護者や地域の方々に発表するとともに、カキ汁も配布し、来場者みんなでカキを味わいます。
今年は6年生3名、5年生1名でカキの殻むきに挑戦です。地元で養殖業を営む方が殻むきを指導してくれます。児童たちの保護者もお手伝いに来ていました。家庭科室にて、児童たちが防水エプロン、軍手・ゴム手袋、長靴を身に着けたら作業開始!「けんこ」と呼ばれる専用の道具を使って、貝柱を傷付けないように注意しながら殻を開けていきます。だんだんと夢中になっていく児童たち。途中で3、4年生も姿を見せ「来年は自分たちがやるんだ」と興味深そうに見学していました。全部で5kgあったカキは、全てむき終えることができたようです。
先生たちにお話を聞くと「水産物の養殖やクジラの加工場など、体験したことのない・見たことのないものを学ばせたいと思っています。地域の良さを再発見し、ふるさとに誇りを持ってほしいです」と話していました。