思いやりの輪を広げるリボン作り
今月紹介するのは、松島第二小学校の「シトラスリボン活動」です。愛媛県の有志が考案した「シトラスリボンプロジェクト」に松島町が賛同し、松島第二小でも取り組み始めました。この活動には「新型コロナウイルス感染者や医療の仕事をしている人を差別しない」という思いが込められています。
リボンの3つの輪は、地域・家庭・職場(学校)を意味し、愛媛特産のかんきつを連想させるシトラス色のリボンを身に着けて「ただいま・おかえり」の気持ちを表すのです。松島第二小では、4〜6年生が朝の活動の時間を使って取り組み、まずは自分が身に着けるリボンを作りました。今回は、3年生用のリボンを作る4年生の様子を取材しました。
リボンの意味や作り方について先生と復習した後、2本のリボンを使って作ります。児童たちは「コロナウイルスが早くなくなるように、思いを込めて作りました」と話し、リボンの出来栄えを見せ合ったり、形がもっときれいに見えるように手直ししたり、丁寧に作っていました。完成品は代表児童が3年生のクラスへ届け、差別があってはならないことを伝えました。
先生は「思いを込めてリボンを作り、その気持ちを忘れずに持ち続けてほしい。家でもリボン作りを楽しみながら、偏見や差別がいけないことを大人たちへも伝えてほしい」と話していました。