ハンカチを特産品の紅花で染めました!
今月紹介するのは、谷地南部小学校の「紅花染め体験」です。
総合的な学習の一環として、毎年3年生が地域の特産品である紅花について学んでいます。
『紅花はかせ』を目指して、種まき・花びら摘み・紅花資料館の見学・ドライフラワー作り・紅花染め体験・紅花の活用の仕方を調べるなど、他教科と関連付けながら、1年を通して学びます。学んだことや調べたことは自分たちでまとめ、2月には2年生へ伝えています。
紅花サークルの方から教わりながら、白地のハンカチを「絞り染め」という方法で染めます。始めに、輪ゴムと割り箸を使ってハンカチの3カ所を絞ります。きつく絞った部分は色が付かないため模様ができるのです。どの位置に模様を入れようかと、じっくり考えながら作業をしていました。
次は色付けです。絞り終わったハンカチを紅花の染料に浸し、軽くもみながら色をなじませます。
もんでいるうちに自分の手も赤く染まり驚く児童たち。染料のもとになる、紅花を加工した『紅もち』の臭いや、染料にクエン酸を加えて鮮やかな色に変化することなど、多くの驚きがあり、さまざまな場面で拍手や歓声が上がっていました。
紅花サークルの方々に仕上げ作業をしてもらい、完成した物を見た児童たちは「模様がきれいにできてうれしい」「おばあちゃんにプレゼントしたい」と話していました。