岡の台ごんぼを収穫しました!
今月紹介するのは、東根小学校が取り組む「岡の台ごんぼの栽培」です。
『岡の台ごんぼ』とは伝統野菜で、白鷹町の『岡の台』と呼ばれる地域で栽培されるゴボウのことです。粘土質の硬い土の中で育つため、ごつごつして短く、肉質が柔らかいのが特徴です。
東根小では、岡の台ごんぼの学習を通して、地域や特産物への興味・愛着を深めようと、8年前から毎年、3年生が取り組んでいます。
今回は収穫の様子を取材してきました。
6月に種まきをして育てたゴボウを前に、生産者の小松さんから収穫の流れを教わります。
土が硬いため、側面の土を大人がシャベルで掘り、児童が掘りやすいように手助けをしていました。ゴボウを傷つけないよう、スコップで慎重に掘り進める児童たち。ゴボウが30cmほど見えていても全く抜けません。
掘り始めて40分ほど経った頃、全身を使って引っ張って収穫! 大きくて太いゴボウに、畑のあちこちから歓声が上がりました。
農業機械を使った収穫も見学し、収穫の速さに驚いていました。
収穫したゴボウは、1本ずつ家に持ち帰る他、調理実習に使われ、ごぼう料理に挑戦するそうです。
児童たちは「早く作って食べたい!」と話し、先生方は「岡の台ごんぼについて、知った・調べた・体験したことを、友達や地域へ発信してほしい」と話していました。