山形市立村木沢小学校「脱穀体験」

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昔の道具を使った手作業の脱穀を体験

今月紹介するのは、村木沢小学校の「脱穀体験」です。

毎年5年生が米作り学習に取り組み、もち米の「こゆきもち」を栽培しています。地元農家や保護者の方々の協力で、代かきを見学、種まき・田植え・稲刈り・稲返し・脱穀・販売を体験します。

今回は、機械と昔ながらの道具を使った脱穀の様子を取材しました。
脱穀とは、稲刈りした稲から「もみ(もみ殻が付いたままの米)」を取ることです。

まずは田んぼで、機械の脱穀を体験します。自分たちが刈り取り自然乾燥させた稲束を、ハーベスターという脱穀専用の機械に通して、もみと稲わらに分けます。
みんなで協力して、1時間ほどで稲束のほとんどを脱穀することができました。

次は体育館に移動して、昔の脱穀道具『からはし』『千歯こき』『足踏み脱穀機』の3つを体験。

足踏み脱穀機は、踏み板を足で踏むと針金がたくさん付いた大きな筒が回転するので、そこに稲束を当ててもみを落としました。勢いよく飛び散るもみに歓声が上がります。
脱穀後のわらくずなどを取り除く『唐箕』という送風機も体験し、足踏み脱穀機と唐箕を合体させた物がハーベスターだと知りました。

昔の人たちが効率を考え、時代の移り変わりとともに便利な道具へと進化させたことを体感した児童たち。「昔のやり方は力が必要。米を食べられるありがたみが分かった」と話していました。

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