レッドリストとは?
IUCN(国際自然保護連合)が作成している、絶滅のおそれがある世界の野生生物をまとめたもの。2023年12月の時点で、絶滅のおそれがある種は約44 ,000種掲載されている。
アカウミガメ
大きな頭と強い顎が特徴のアカウミガメ。甲羅の大きさは大きな物で1m以上、重さは180kgまで成長する、ウミガメの中でも大型の種です。肉食で、巻き貝や二枚貝、カニ・ウニ・クラゲなどを食べます。近年は、プラスチックごみを食物と間違えて誤飲する例も多く報告されています。
日本の沿岸には、アカウミガメ・アオウミガメ・タイマイの3種が産卵に訪れます。このうち、最も産卵数が多く、範囲も広いのがアカウミガメです。
世界の各地で産卵に適した砂浜の減少、卵の盗掘、ふ化した子ガメが海へたどり着くのを阻害する人工の照明やごみの問題が大きな脅威となっています。
魚を捕らえるための仕掛けに誤ってかかると、肺呼吸のウミガメは溺死してしまうことも。海中に捨てられたり、海岸から流出したりして海中を漂う漁具(ゴーストギア)による被害も深刻になっています。
情報・画像提供:WWFジャパン
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