レッドリストとは?
IUCN(国際自然保護連合)が作成している、絶滅のおそれがある世界の野生生物をまとめたもの。2020年1月更新の最新版で、絶滅のおそれがある種は約31,000種掲載されている。
アビシニアジャッカル
アビシニアジャッカルは、イヌ科では世界で最も数が少ない野生動物です。生息地はアフリカ大陸の北東部にあるエチオピア高原という、標高3,000m以上の山岳地帯。こうした環境に多いげっ歯類(ネズミなど)を主に食べています。
アビシニアジャッカルの推定個体数は、大人のみで最大500頭ほどと考えられています。主な原因は、標高3,200m以上の高地にまで広がり続けている農地の拡大と、家畜の放牧など。アビシニアジャッカルの貴重な水場や、獲物となるげっ歯類の生息地も減っているのです。
さらに近年は、家畜のイヌの病気であるジステンパーや、狂犬病に感染して命を落とすものも増えています。
情報・画像提供:WWFジャパン
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