メコン川流域「幻のトラ インドシナトラ」

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メコン川とは?

6つの国を通って流れる、東南アジアで一番長く大きい川。周りにはサバンナや熱帯雨林など多様な自然が広がり、さまざまな生き物が生息している。

 

アジアの森の、豊かさと危機。トラほど、その両方を現している生き物はいないでしょう。もともと9つの亜種が知られていましたが、現在、生存が確認されているのは5亜種のみ。さらに、インドシナトラを含む4亜種は、いずれも数百頭しか生き残っていないとされています。

トラの亜種の1つ、インドシナトラは、かつてインドシナ半島に広く生息していました。しかし、急激に進んだ森林破壊や密猟によって、過去20年間にベトナム、ラオス、カンボジアではほぼ絶滅。長年の社会的混乱によりミャンマーの生息数は不明、タイに200頭ほどが残るのみと考えられてきました。

 

亜種ってなあに?

同じ種の中でも生息地の環境によって、体つきや習性に違いが見られるグループのこと。例えば…

 

近年ようやく行うことができるようになったミャンマーでの調査で、インドシナトラを含む22頭のトラの生息を確認!またタイ東部の森では繁殖も確認されました。しかし、今もなおインドシナトラが絶滅の危機にあることは変わりません。ミャンマー側の森に保護区を作り、タイの保護区とつなぐ取り組みが必要です。

 

情報提供:WWFジャパン

WWFは、人と自然が調和して生きられる未来をめざす国際的な環境保全団体です。

問い合わせ:WWFジャパン
ホームページ:https://www.wwf.or.jp
メール:hello@wwf.or.jp
電話:03-3769-1241

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