レッドリストとは?
IUCN(国際自然保護連合)が作成している、絶滅のおそれがある世界の野生生物をまとめたもの。2021年12月の時点で、絶滅のおそれがある種は約40,000種掲載されている。
ガラパゴスペンギン
赤道が真ん中を通る世界自然遺産の島、ガラパゴス諸島。その西部に浮かぶ島々に、ガラパゴスペンギンの9割以上がすんでいます。ガラパゴスペンギンは熱帯の海に生きる唯一のペンギンです。
近海では水深100キロの深さを流れるクロムウェル海流が島々にぶつかり、湧き昇っています。これが海面近くまで冷水と養分を運び、プランクトンやそれを食べる魚を養います。
しかし、1980年代・1990年代、水温が異常に高まる大規模な「エルニーニョ現象」により下からの冷たい海流が抑えつけられ、プランクトンと魚は激減。魚を食物とするガラパゴスペンギンも減り、現在は2000羽以下の推定です。
地球温暖化によるエルニーニョ現象の増加の他、人が島に持ち込んだネコによる捕食、病原菌の拡散など、課題は数多く残されています。
情報・画像提供:WWFジャパン
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