レッドリストとは?
IUCN(国際自然保護連合)が作成している、絶滅のおそれがある世界の野生生物をまとめたもの。2020年7月更新の最新版で、絶滅のおそれがある種は約32,000種掲載されている。
クアッカワラビー
クアッカワラビーは、カンガルーと同じおなかの袋で子供を育てる「有袋類」の一種です。オーストラリア南西部の、ごく限られた地域にのみ生息しています。オーストラリアの小さな島「ロットネスト島」では、外来生物※もおらず保全管理も行き届いており、4,000〜8,000頭が伸び伸びと暮らしています。
しかし、ロットネスト島以外はクアッカワラビーにとって厳しい状況にあります。農地の拡大や森林火災によって、生息域が減り続けているのです。さらに、外来生物のアカギツネやネコに獲物として食べられてしまったり、同じく外来生物のブタに生息域の植物を食べられ、結果としてすみかを奪われてしまったりしています。
外来生物とは?
人によって持ち込まれた、本来その地域にはいない生物のこと。
情報・画像提供:WWFジャパン
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