レッドリストの動物たち「オーストラリアアシカ」

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レッドリストとは?

IUCN(国際自然保護連合)が作成している、絶滅のおそれがある世界の野生生物をまとめたもの。2022年10月の時点で、絶滅のおそれがある種は約41,000種掲載されている。

 

オーストラリアアシカ

オーストラリアアシカは、一頭の雄と、 複数の雌からなる群れと縄張りを作り、魚やエビなどの甲殻類、イカ、 ペンギンなどを食べています。全身の毛は保温性やはっ水性に優れ、海水から体を守ります。

ヨーロッパ人による毛皮狙いの狩猟が盛んになった17世紀に個体数が激減。現在は州の法律で保護されていますが、沿岸漁業との関係が問題になっています。 漁網に誤ってかかる「混獲」で命を落とす他、網を破ったり、網にかかったエビなどを食べてしまったりする例が後を絶たないからです。

2014年の成熟個体数は6500頭。知られている繁殖地73カ所のうち、 生まれる子の6割は5カ所に集中しています。こうした重要な繁殖地の保全と、 漁業管理が必要ですが、まだ回復の兆しは見られていません。

 

情報・画像提供:WWFジャパン
WWFは、人と自然が調和して生きられる未来をめざす環境保全団体です。

問い合わせ:WWFジャパン
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メール:hello@wwf.or.jp
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