レッドリストとは?
IUCN(国際自然保護連合)が作成している、絶滅のおそれがある世界の野生生物をまとめたもの。2020年7月更新の最新版で、絶滅のおそれがある種は約32,000種掲載されている。
コアラ
コアラは、ユーカリという毒素のある葉のみを食べる特殊な性質を持っています。1930年代までは毛皮目的での狩猟も盛んに行われており、100年前はもっと広くオーストラリアに生息していました。絶滅が危惧されるようになったのは2016年のことです。
コアラを脅かす危機は幾つもあり、火災や開発による森の消失と分断、交通事故に遭うことも。さらに地球温暖化による干ばつで植物が枯れ、水分の大半を葉から採っているコアラが「水不足」で衰弱死する例が増えました。2019~2020年のオーストラリアの大規模な森林火災では、6万頭以上のコアラが死亡やけがなどの悪影響を受けた報告もあります。地球温暖化の影響は大きく、コアラの未来は世界の温暖化防止の取り組みにかかっています。
情報・画像提供:WWFジャパン
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