ワシントン条約とは?
絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約
黒と白の特徴的な毛皮を持つジャイアントパンダは、絶滅のおそれが高い哺乳類の一種です。主な食べ物は、高地に生えるさまざまな種類の竹。竹の中でも新しい茎や葉、タケノコを好み、一日に12~38kgも食べるといわれています。
自然豊かなすみかの森
ジャイアントパンダの生息地は、中国北部から南部にかけての山岳地帯や、四川省から雲南省にかけて広がる山岳林。さまざまな動植物が分布する自然豊かな場所です。しかし、金やニッケルなどの鉱物資源を採るための開発や森林伐採が進んでいます。
また毛皮には高い値が付くとされ、密猟も多く起きています。過去には、生息地の自然保護区をたった一度パトロールしただけで70以上もの罠が回収されたこともありました。
ジャイアントパンダを守ろう!
ジャイアントパンダは、ワシントン条約附属書Ⅰに掲載され、商業目的の輸出入が禁止されています。現在は野生で1,800頭余りが生息しているとされていますが、正確には分かっていません。ジャイアントパンダやその生息地を守りながら、地域の人々の生活を豊かにしてゆく。そんな理想的な保護の在り方を実現するため、WWFはさまざまな活動に取り組んでいます。
情報提供:WWFジャパン
WWFは、人と自然が調和して生きられる未来をめざす国際的な環境保全団体です。
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