ワシントン条約「スマトラゾウ」

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ワシントン条約とは?

絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約

インドネシアのスマトラ島には、たくさんの生き物が生息しています。アジアゾウの仲間であるスマトラゾウもその一種。しかし現在わずか数千頭しか生き残っていないといわれ、商業のための輸出入が禁止されるワシントン条約附属書Ⅰに掲載されています。

 

狙われる象牙とすみかの森

スマトラゾウの数が減っている主な原因の一つは、牙や皮を狙った密猟です。立派な牙は装飾品や置物、皮は薬や皮革製品を作るため、スマトラゾウもたくさん密猟されています。
そしてすみかの森も、広く伐採されています。それは、食品などさまざまな製品に含まれている「パーム油」の原料である、アブラヤシの農園を作るため。すみかを失ったゾウが人の住む村や畑などの近くに現れ、農作物を荒らしてしまうことがあります。その結果、人間に殺されてしまうこともあるのです。

 

熱帯の森を守ろう!

RSPOを知っていますか?これは、環境や社会のことを考えて作られたパーム油の製品に付けられる、森を守るエコラベルです。日本でもこのラベルの付いたシャンプーや洗剤などが売られています。ラベル付きの商品を選ぶことや、無いときはお店の人に聞いてみることで、普段のお買い物から森林保全を応援できるのです。

 

情報提供:WWFジャパン

WWFは、人と自然が調和して生きられる未来をめざす国際的な環境保全団体です。

問い合わせ:WWFジャパン
ホームページ:https://www.wwf.or.jp
メール:hello@wwf.or.jp
電話:03-3769-1241

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