レッドリストとは?
IUCN(国際自然保護連合)が作成している、絶滅のおそれがある世界の野生生物をまとめたもの。2020年7月更新の最新版で、絶滅のおそれがある種は約32,000種掲載されている。
シロテテナガザル
シロテテナガザルは頭胴長が最大でも60cm、体重は4kgほどで、手は立ち上がっても地面に届くほど長いのが特徴です。主食は果実や芽、葉、花などで、果実を食べるときは種ごと飲み込み、それを糞と共に森を移動しながらばらまきます。そのため、さまざまな樹木の芽を育て、森の生態系を維持していくことに大きく貢献しています。
今、シロテテナガザルを追い詰めているのは森の消失です。原因は、道路や大規模農地などの開発による森の伐採・分断です。さらにペット目的や、食用にするための密猟も深刻になっています。
森を育み、森と共に生きるこのサルたちを守るには、動物保護と森林保全を一つの取り組みとして進めていかなければなりません。
情報・画像提供:WWFジャパン
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