メコン川流域「天然ゴムとメコンの森」

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メコン川とは?

6つの国を通って流れる、東南アジアで一番長く大きい川。周りにはサバンナや熱帯雨林など多様な自然が広がり、さまざまな生き物が生息している。

 

輪ゴム、ゴム手袋、長靴、タイヤなど、私たちの身の回りにはゴム製品がたくさんあります。ゴムは、大きく分けると2種類。パラゴムノキという木の樹液から作られる“天然ゴム”と、石油を主原料に作られる“合成ゴム”です。
天然ゴムと合成ゴムはそれぞれ性質に特徴があるため、作る製品によって使い分けたり、両方を混ぜたりします。

天然ゴムの生産地は東南アジアに集中しています。カンボジア、ミャンマー、ラオスでも古くから天然ゴムの植林や栽培が行われていましたが、主な産業にはなっていませんでした。しかし、世界の天然ゴムの生産量や消費量が増えるとともに、近年、生産の規模が大きくなっています。

12月号で紹介したタイとミャンマーの国境に残る広大な森。南と北に分かれている保護区群をつなぐ重要な地域で、2010年以降天然ゴム農園にするための開発が進んでいます。森林破壊と野生生物への脅威が広がっているのです。

 

情報提供:WWFジャパン

WWFは、人と自然が調和して生きられる未来をめざす国際的な環境保全団体です。

問い合わせ:WWFジャパン
ホームページ:https://www.wwf.or.jp
メール:hello@wwf.or.jp
電話:03-3769-1241

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