レッドリストとは?
IUCN(国際自然保護連合)が作成している、絶滅のおそれがある世界の野生生物をまとめたもの。2022年10月の時点で、絶滅のおそれがある種は約41,000種掲載されている。
モリウサギ
南米の熱帯林といえばアマゾンが有名ですが、南米にはもう一つ有名な熱帯林『大西洋沿岸林』があります。アマゾンと生態系が異なり、ここでしか見ることのできない野生生物もたくさんいます。
小型で体長30cmほどのモリウサギは、ブラジル東部にある大西洋沿岸林北部の一部に生息。目撃するのも困難で、現状どれくらいの個体数が生き残っているのかも分かっていません。
モリウサギを絶滅の危機に追い込んでいる原因は、すみかである熱帯林の伐採と分断です。
農地や人の居住区の開発によって、生息している森が94%も失われました。わずかに残る森を回復に向かわせる取り組みは、現在WWFブラジルの重要な活動テーマの一つとなっています。
情報・画像提供:WWFジャパン
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