桃李小学校のひみつを調べました
今月紹介するのは、入善町立桃李小学校3年生の「桃李小学校のひみつ」です。
横山小と椚山小の2つの学校が統合してできた桃李小。統合前の小学校から引き継いだ歴史ある芸術作品や過去の歴史を学び、自分たちの小学校により愛着をもってもらうための活動です。
子供たちは学校内にある芸術作品を調査したり、ゲスト・ティーチャーから歴史について話を聞いたりしました。
作品の一つである富山省三さんの「おらのかくれが 桃李」は子供たちが木のぬくもりに包まれて、健やかに成長することを願って制作されたものだといわれています。活動中は作品の思いや歴史について、自ら進んで質問するなど学校のことをもっと知りたいという思いをもって臨んでいました。
調査活動後は一人ずつ新聞にまとめ、桃李小には地域出身の作家さんによる芸術作品がたくさんある自慢の学校であることを全校児童に報告し、お互いに理解を深めることができたようです。
担任の能村先生は「普段、何気なく過ごしている学校のよいところは、なかなか見つからないと思います。この活動をきっかけに、学校への愛着と誇りをもってほしいです。そして大人になったとき、同じように地域の子供たちの成長を見守ってほしいです」と願いを込めて話しました。
児童は活動を通じて、芸術作品に込められた思いや地域の方々の思いを学び、人々に愛されている大切な学校であると肌で感じることができました。