育てた大カブで甘酢漬け作り
今月紹介するのは富山市立音川小学校の3年生18名が取り組む「大かぶの甘酢漬け体験」です。音川小では地域の名産品について学ぶために2005年からこの学習を行っています。
甘酢漬けのカブは子供たちが育てたものを使い、加工は2日間にわたり行います。1日目は収穫、皮むき、塩漬けです。大カブはその名の通りとても大きなカブで、直径20~30cm程。慣れない包丁で、大きなカブの皮をむくのは簡単ではありませんが、子供たちは根気強く作業し、約2、3時間かけて仕上げました。その後カブを小さく切り、塩漬けにして一晩寝かせます。
2日目は、袋詰めと味付けです。塩漬けのカブを袋に入れた後は、地域の加工所で仕上げをします。カブが入った袋に、昆布、ユズの皮、唐辛子、調味液を入れ、空気を抜き、封を閉めて出来上がりです。途中、加工所で働く方の作業を見る機会がありましたが、スルスルと皮をむく様子を見て、子供たちは「早い!」と驚いていました。自分でやってみたからこそ難しさを知り「すごい!」と感じられたようです。
子供たちは「家でも食べるけれど、作るのは初めて」と話し、地域で親しまれている味がどのように作られているかを学びました。できた甘酢漬けは翌日~2日後に食べ頃になり、各家庭と学校で味わいました。