『いのちの授業』
今月紹介するのは、富山市立水橋西部小学校の『いのちの授業』です。
この授業ではストレスとの上手な付き合い方をテーマに、自分のこころを大切にできるようになることを目的として行われました。講師は臨床心理士(こころの専門家)で富山県こどもこころの相談室を運営されている深澤さんです。
授業では「ストレスを感じたら、①楽しいと思うこと②うれしいと思うこと③スッキリすることを探しましょう」と深澤さんから子供たちに向けてこころのストレスと友達になる大切さを伝えていました。
ストレスによるつらい気持ちは夜の時間帯に起きやすいといわれています。
子供たちに夜の過ごし方を聞くと、漫画を読む・たくさん寝る・友達と遊ぶ・ペットと遊ぶ、などがストレス解消法につながっているようです。さまざまな意見を聞いたことで、子供たちの新たな気付きになりました。
深澤さんからは「困ったことがあったとき、勇気を出して信頼できる人に相談することもとても大切です。学校はあなたにとって信頼できる友達・先生と出会う場所でもあります。これから自分に合ったストレス解消法を見つけてストレスと上手に付き合っていきましょう」と話しました。
適度なストレスは成長させてくれる大切なものだと子供たちは理解することができました。
今回の授業を通じて「嫌なことが起きたときは考え方(受け取り方)を変えることで、気持ちや行動を切り替えることができ、前向きな生活を送れること」「自分のこころを大切にすることが、自分と相手の命を大切にすることにつながること」を学ぶことができ、子供たちにとってこころと向き合う貴重な時間になったようです。