命を育てることを学ぶ
今月紹介するのは、富山市立船峅小学校1年生から6年生が縦割りグループにて活動する「学校花壇作り」です。
船峅小では伝統的な活動として、校庭「ドリームガーデン」に毎年、苗を植えて花を育てる活動をしています。デザイン決めから始まり、土づくり、水やり、除草、花がら摘みなど全校が一丸となって、お世話していきます。
今回は、6月に実施している苗植えの様子を取材しました。快晴に恵まれた中、子供たちはスコップを手に持ち土を掘っていきます。そして6年生が事前に考えた花壇のデザインを見ながら大きく育った苗を並べました。
高学年の子供たちは、初めて挑戦する1年生に積極的に声を掛けて、土の掘り方から苗の植え方まで丁寧に教えていました。
6年生の横川さんと大利くんは、「デザインを考えるのは大変だったけれど、無事に完成しました。私たち6年生がみんなをまとめて、花を大切に育てていきます。完成したらぜひ見に来てください!」と笑顔で答えてくれました。
苗植えが終わると、次は水やりです。先生に手伝ってもらいながら、苗一つ一つに丁寧に水をあげました。
ドリームガーデンが綺麗な花で彩られる7月から8月には、地域の方にも鑑賞してもらえるようにしたいそうです。
松本教頭先生は「子供たちは、学年の域を超え協力して花を育てています。花壇づくりの活動を通して『命を大切に育てる』『自然と触れ合う楽しさ』『責任感を持つ』 この3つを大切に頑張ってほしいです。」と話されました。
子供たちのがんばりが詰まったドリームガーデン。船峅小学校の子供たち全員で多くの人に花や緑を身近に感じてもらえるように「すくすくと育ってね」と願いを込めて、花の成長を見守っていきます。