レッドリストの動物たち「チチュウカイモンクアザラシ」

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レッドリストとは?

IUCN(国際自然保護連合)が作成している、絶滅のおそれがある世界の野生生物をまとめたもの。2020年7月更新の最新版で、絶滅のおそれがある種は約32,000種掲載されている。

 

チチュウカイモンクアザラシ

「モンク」とは、キリスト教の修道士のことで、短い毛の密生した頭部を、坊主に見立てて付けられました。かつては地中海全域と黒海を含む31の国で姿を見られましたが、生息域である沿岸の汚染や開発、漁業の妨げになることから駆除されたことで、激減しました。現在は5、6の国に350~450頭ほどが生き残るのみとなっています。
幼い時の死亡率が高いことも、絶滅の危機を大きくする原因の一つです。生後2カ月を生き延びるのは、半分以下といわれています。繁殖に人が近付けないような洞穴や岩場を選ぶ警戒心の強さと、そうした環境が失われつつあることも、絶滅の危機を増やす原因です。各生息国が協力した、保護区の設置や厳重な管理などが必要とされています。

 

情報・画像提供:WWFジャパン
WWFは、人と自然が調和して生きられる未来をめざす環境保全団体です。

問い合わせ:WWFジャパン
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メール:hello@wwf.or.jp
電話:03-3769-1241

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