メコン川ってどんな川?
メコン川は、東南アジアで一番長く、とても大きい川です。カンボジア、中国、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムの6つの国を通り、4,000km以上にわたって流れています。
周りにはサバンナから熱帯雨林、山間の急流から川幅の広い流れの緩やかな所など多様な自然環境が広がり、世界で最も生物多様性が高い(さまざまな生き物が存在する)地域の一つです。
どんな生き物がいるの?
川には全長3mにもなるナマズやコイなどの魚類が、森林にはゾウやトラをはじめとした陸の生き物が生息しています。さらに今でも新種の生き物がたくさん発見されており、1997年以降にこの地域で発見された新種はなんと2,600種以上。これらの生き物の中には、この地域でしか見られない種も少なくありません。
今この地域では、ダムや農園、道路などの開発・整備が盛んに行われ、川や森の環境破壊が急激に進んでいます。また野生生物を狙った密猟や違法な取引も大きな問題です。こうしたいくつもの要因によって、よく知られた種はもちろん、新種でさえも、絶滅の危機が迫っている生き物がたくさんいます。
情報提供:WWFジャパン
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