レッドリストとは?
IUCN(国際自然保護連合)が作成している、絶滅のおそれがある世界の野生生物をまとめたもの。2024年11月の時点で、絶滅のおそれがある種は約46,300種掲載されている。
アフリカゾウ
サバンナゾウ・マルミミゾウ
1970~80年代、東アフリカでは象牙を求めて密猟が多発。この頃の日本は、年間300トン以上を輸入する世界最大の象牙消費国でした。
東アフリカの国々は、象牙の国際取引を禁止するように求め、1989年に禁止されると密猟は減りました。
しかし、南部3カ国(ボツワナ、ナミビア、ジンバブエ)ではゾウが増え過ぎて、農業被害や人との遭遇事故が発生する事態に。2000年に南部アフリカの象牙は許可書があれば取引可能となりましたが、2006年頃から再び密猟と違法な象牙取引が増加し、10年間だけで11万頭も減少しました。
日本でも違法取引を防ぐための取り組みをしており、2017年には楽天市場やメルカリ、2019年にはヤフーが象牙製品の取引を禁止しました。
情報・画像提供:WWFジャパン
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