レッドリストの動物たち「ムフロン」

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レッドリストとは?

IUCN(国際自然保護連合)が作成している、絶滅のおそれがある世界の野生生物をまとめたもの。2021年12月の時点で、絶滅のおそれがある種は約40,000種掲載されている。

 

ムフロン

オスの頭部を飾る、渦を巻くようにカーブした角が美しいムフロンは、アジア西部から中部に分布する野生のヒツジです。家畜ヒツジの祖先と言われています。平地から標高5000メートルにおよぶ山岳地帯に群れで生息し、乾燥した厳しい環境にも強いという特徴があります。

絶滅の危機となる主な原因は、生息環境である森や草原の開発と密猟などです。農地を荒らすため駆除されたり、放牧される家畜に生息域を奪われたりし、現在の総個体数は不明。
さらに、生息域の一部であるアフガニスタンやイラクなどは、長く紛争の舞台です。

せめて、治安の安定している国や地域で、保護区を充実させること。そして開発や狩猟の規制につながる法律の実行を徹底することが、現状の可能な限りの手段かもしれません。

 

情報・画像提供:WWFジャパン
WWFは、人と自然が調和して生きられる未来をめざす環境保全団体です。

問い合わせ:WWFジャパン
ホームページ:https://www.wwf.or.jp/
メール:hello@wwf.or.jp
電話:03-3769-1241

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