レッドリストとは?
IUCN(国際自然保護連合)が作成している、絶滅のおそれがある世界の野生生物をまとめたもの。2021年9月の時点で、絶滅のおそれがある種は約38,500種掲載されている。
フクロアリクイ
フクロアリクイはシロアリを一日に1万5,000~2万匹食べ、他の物はほとんど食べません。
その特徴に適した進化を遂げたため、長く伸びた鼻先、鋭い嗅覚、アリ塚などを掘り返す強靭な爪、そして長く伸びて獲物をからめ捕る舌を持ちます。体の大きさや外見はリスに似ています。
かつて、フクロアリクイはオーストラリア西部から中東部まで広く分布していましたが、野生化した外来生物のキツネやネコに食べられ減少しました。
保護活動のおかげで回復しつつありますが、今も個体数は800頭ほどと推定されています。また生息地での放火による火災は隠れ場所を奪うため、捕らえられる危険が増します。
人工繁殖させた個体を野生に戻す活動も続けられていますが、本来の生息環境を取り戻さなければいけません。
情報・画像提供:WWFジャパン
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