レッドリストの動物たち「ニシゴリラ」

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レッドリストとは?

IUCN(国際自然保護連合)が作成している、絶滅のおそれがある世界の野生生物をまとめたもの。2021年9月の時点で、絶滅のおそれがある種は約38,500種掲載されている。

 

ニシゴリラ

アフリカ大陸に分布する大型類人猿のゴリラは、以前は1種とされていましたが、現在はヒガシゴリラとニシゴリラの2種に分類されています。

ニシゴリラはアフリカ中西部の森林に広く分布。推定個体数は30万頭を超え、植物を主食とし、群れ同士で激しく争うこともない平和でおおらかな生き物です。1頭のオスと複数のメスと子供の群れで暮らしています。

2種のゴリラの危機レベルが、絶滅寸前を示す「CR」とされる理由は、いずれも森林破壊や密猟、病気、そして地球温暖化による生息環境の変化です。
ニシゴリラに関しては、近年はエボラウイルス病の影響も大きく、発症時の死亡率は最大で95%に達したともいいます。また1995年からの5年間で、6つの保全地域に生息するニシゴリラの4分の3が犠牲となった例も報告されています。

 

情報・画像提供:WWFジャパン
WWFは、人と自然が調和して生きられる未来をめざす環境保全団体です。

問い合わせ:WWFジャパン
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メール:hello@wwf.or.jp
電話:03-3769-1241

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