レッドリストの動物たち「アフリカノロバ」

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レッドリストとは?

IUCN(国際自然保護連合)が作成している、絶滅のおそれがある世界の野生生物をまとめたもの。2023年12月の時点で、絶滅のおそれがある種は約44 ,000種掲載されている。

 

アフリカノロバ

アフリカ北東部にある岩がちな砂漠や荒れた草原、低地の林に生きる野生種のロバの一種です。乾燥地帯に育つ草を食べ、母子を中心とした小さな群れで生活しています。縄張りを持ち、気が荒く、天敵に襲われても逃げずに歯や脚で戦うことがあります。

生息国はエリトリアとエチオピアの2国だけ。推定個体数は最大で約200頭と絶滅寸前の危機にあります。
主な原因は、食用や薬用を目的とした密猟です。十分な食料・医薬品を手に入れられない地域の貧困、各国で長く続く内戦や混乱により保護活動が行えなかったことも影響していると考えられます。

貧困に苦しむ国々に生息する野生動物を守るためには、基礎となる研究を進めながら、社会的な問題の解決にも取り組むことが欠かせません。

 

情報・画像提供:WWFジャパン
WWFは、人と自然が調和して生きられる未来をめざす環境保全団体です。

問い合わせ:WWFジャパン
ホームページ:https://www.wwf.or.jp/
メール:hello@wwf.or.jp
電話:03-3769-1241

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