昔ながらの田植えに挑戦しました
今月紹介するのは、谷地南部小が取り組む「田植えの体験学習」です。20年ほど協力いただいている地元農家の奥山さんの指導の下、毎年5年生が手作業による田植えを行っています。奥山さんは「農家の子供が少なくなっている。体験を通して、お米のおいしさやありがたみを伝えたい」と話していました。
当日は快晴で、まさに田植え日和! 初めて田植えをする児童が多く、みんな気合が入っています。はだしになって田んぼに入ると、泥の感触に「ぬるぬるする!」「足が抜けない!」と大にぎわい。泥の上で『田植え枠』を転がし、苗を等間隔に植えるための目印を付けます。均等に力を加えるのが難しく、真っすぐ転がすのが大変そうでした。目印に『はえぬき』の苗を4~5本ずつ、泥の中に押し込むように丁寧に植えていきます。児童たちは「初めての感覚でびっくりした」「昔の人はめちゃくちゃ大変だと思った」と話し、昔の農作業の工夫を知るとともに手作業で行う大変さを実感できたようです。
今後は稲の成長を観察し、秋には稲刈りを予定しています。奥山さんは「8月ごろに小さな白い花が咲くので、夏休み中に機会があれば観察してみてください。4カ月もすると稲穂が黄金色になります」と話していました。収穫したお米は、収穫祭や芋煮会でおにぎりにして、地域の方にも振る舞う予定です。