親世代から続く栗の実子ども祭り
今月紹介するのは、築館小学校の「栗の実子ども祭り」です。
年1回5・6年生がお店を出し、1~4年生がお客さんとしてお店を巡ります。30年以上続く伝統行事で、コロナ禍も感染症対策をして絶やさず行われています。
準備期間は2週間。お店の内容、看板作り、遊ぶ道具の準備、お客さんへの対応など、全て5・6年生が話し合って進めました。「全員が楽しい思い出になるように」との思いで準備したそうです。今年は、計25種類のお店で開催されました。
当日、5・6年生がお店の準備を終わらせると、校内放送で開会式が行われ、遊ぶルールなどが全校生に説明されました。開始の合図後は、お店へ移動する下級生で校舎や体育館は一気ににぎやかに。
モグラたたき、宝探し、空気砲を使った的当てなど、さまざまなお店があり、どこも大盛況! お店では手の消毒や人数制限をし、校舎内と体育館内を巡る学年を時間制で入れ替えて密を避け、感染症対策もしっかり行いました。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、終了の合図があると下級生から「全部回れてないよ~!」と残念そうな声がたくさん聞こえてきました。
校長先生は「子どもたちに新しい伝統を創ろうと伝えています。伝統は守るものではなく創るもの。コロナでできないこともあるけれど、できることをやっていこう」と話していました。