七北田川の水質調査をしました
今月紹介するのは、将監西小学校が取り組む「七北田川の水質調査」です。自分たちの身近にある川へ興味を持ち、実体験を通して環境問題について考えるきっかけとなるよう、10年ほど前から始めました。水質調査は、七北田川の中流と上流の2カ所で行い、毎年4年生が取り組みます。今回は上流の調査の様子を取材してきました。
調査場所は泉ヶ岳の登山コース近くを流れる「ヒザ川」です。当日は朝から雨模様。児童たちはかっぱを着て、雨の影響でぬかるんだ山道も元気に歩きました。ヒザ川に着いたら、グループに分かれて調査開始! 川からくんだ水と水質調査の道具を使って、酸性かアルカリ性か、水の汚れはどのくらいかを調べます。雨による増水の影響で、グループによって結果はさまざまになりました。次に、縦に細長い透明度計へ川の水を注ぎ入れ、上からのぞいて水の透明度を確認。最後は、水生生物による水質調査です。タモ網を手に持ち、川底や石の裏などを探ります。捕まえた生き物は名前を調べ、カワゲラやヤゴ、サンショウウオの赤ちゃんだと分かります。その種類から上流のきれいさを知ることができました。
児童たちに感想を聞くと「中流よりも水がきれいだった」「きれいだから生き物が多いかと思ったけど、中流よりもいなかった」と話していました。