通学路のごみ拾いをしました
今月紹介するのは、山王小学校が取り組む「通学路清掃」です。多賀城市内の小中学校では、11月1日「みやぎ教育の日」に、通学路のごみを拾いながら登校し、自分たちの地域をきれいにしようという取り組みを毎年行っています。
当日は、まぶしい朝日の中を登校です。周辺が田んぼに囲まれた山王小は、見晴らしが良く、登校してくる児童たちがよく見えます。3~6年生の児童はごみ袋を片手に、いつもは何げなく歩いている通学路の足元へ目を向けながら、注意深くごみを探していました。道路脇の草の中もしっかり確認し、小さなごみも見逃しません。「こんなに拾ったよ!」と誇らしげに報告する児童もいました。拾ったごみを職員玄関へ持って行くと、ボランティア委員会が回収・分別の手伝いをします。毎年活動しているため、拾ったごみが可燃ごみなのか不燃ごみなのか、高学年は分かってきている様子。分別に迷う3年生に優しく教える姿も見られました。今回多く集まったのはペットボトル、プラスチックごみ、空き缶・空き瓶などです。
児童は「町をきれいにしているという実感があってうれしい」「探すとたくさんごみがある。いろんなごみを捨てる人がいるんだなと思いました」と話していました。地域の環境美化への意識が高まるとともに、これからの自分たちの行動について考える機会になっているようです。