伝統の鼓笛隊を引き継ぎました
今月紹介するのは、高屋小学校の「鼓笛隊引き継ぎ式」です。 高屋小の鼓笛隊は、開校100周年を迎えた1981年に結成され、以来40年間受け継がれてきました。引き継ぎ式では、6年生から5年生を中心とした新鼓笛隊へと楽器が引き継がれます。
新しい鼓笛隊は5年生が楽器、3・4年生が鍵盤ハーモニカを演奏します。12月頃には児童が自主的に練習を始め、本格的な練習は冬休み明けから始まります。昼休みや放課後にも積極的に練習に取り組み、楽器を引き継ぐ子には、6年生がそれぞれのパートごとに丁寧に教えてきました。
引き継ぎ式当日、全校生が見守る中、6年生が力強く行進し、最後の演奏が体育館内に響き渡りました。そして、演奏を終えた6年生から新しい鼓笛隊へ激励の言葉が送られ、楽器と指揮杖、制服のベレー帽とスカーフが手渡されました。
新しい鼓笛隊の指揮者たちは、6年生への感謝と、これからも伝統の鼓笛隊を大切にする決意を伝え、3~5年生が練習の成果を披露しました。一生懸命に演奏する姿は、とても頼もしく感じられ、伝統をしっかり受け継いだようです。
音楽担当の先生は「自分たちが伝統を受け継ぐんだと自覚をしてからは表情も変わり、子供たちの成長を感じました。これからも高屋小の伝統を大切に受け継いでほしいです」と話していました。