学校で育てたリンゴを収穫しました
今月紹介するのは亘理町立吉田小学校が取り組む「リンゴ栽培」です。亘理町はイチゴが有名ですが、県内有数のリンゴの産地でもあります。リンゴが収穫できるまでの過程や工夫を学ぶため、2006年に学校の敷地内にアップルランド(リンゴ園)を作りました。地元で果樹園を営む片平さんに指導を受け、毎年3年生が受粉・摘果・収穫に取り組みます。余分な実を摘み取る摘果作業では、摘果する意味を教えてもらい、大きなリンゴを収穫するために、どの実を取り除けばいいのか、友達と相談しながら進めました。子供たちのリンゴへの関心が高まり、調べ学習にも積極的です。種類の多さや海外でも栽培していることなどに、みんな驚いていました。
収穫は、栽培している5種類の収穫期に合わせて、9・10・11月の3回に分けて行います。今回は紅玉とシナノゴールドという2種類の収穫です。片平さんから収穫の仕方を教わり、作業に取り掛かります。枝葉をかき分けて見つけたリンゴに、目を輝かせながら手を伸ばす児童たち。両手いっぱいにリンゴを抱えたり、高い所にあるリンゴも収穫しようと脚立を使ったり、生き生きと活動しながら収穫の喜びを味わいました。先生は「リンゴと地域への関心がさらに深まるような取り組みを目指していきたいです」と話していました。