田植えや稲刈りで米作りを学びました
今月紹介するのは、鳴瀬小学校が取り組む「稲刈り体験」です。毎年、5年生が仙台市の交流校と合同で取り組んでいる農業学習体験です。農業をする人が減ってきていることから、農業の理解を深め興味を持ってもらおうと10年以上前から行われてきました。農作業を通して食べ物の大切さ、感謝の気持ちを児童たちに伝えています。地元の農家の方に教えてもらいながら5月に田植えをし、立派に育った稲を刈り取るところを取材してきました。
初めて稲刈り鎌を使う児童も多いため、足や手をけがしないよう、農家の方が「こうやるんだよ」と稲刈りのお手本を見せてくれます。児童たちは2人1組になり、いよいよ稲刈り開始。初めは恐る恐る刈り取っていましたが、慣れてからは手際良く作業を進めていきました。刈り取った稲はわらで束ねます。農家の方は簡単に束ねますが、児童たちが束ねてもすぐに解けてしまい、何度も挑戦する姿が見られました。
昼食では、田んぼから事前に収穫した米がおにぎりとして振る舞われ「おいしい!」とあちこちから歓声が上がります。先生にお話を聞くと「児童たちは、大きく成長した稲を刈り取るのをとても楽しみにしていました。自分たちが育てたお米なので、おにぎりの味も格別だったと思います」と話していました。