仙台市立七郷小学校「防災教育」

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ぼうさい大賞を受賞!災害から命を守る力

今月紹介するのは、七郷小学校の「防災教育」です。

東日本大震災で津波の被害を受けた荒浜小と統合した七郷小は、防災教育に力を入れています。優れた防災教育に取り組む学校や地域を全国から募集し表彰する『ぼうさい甲子園』で、2022年度のぼうさい大賞を受賞しました! 今回は昨年度の5年生の取り組みをご紹介します。

防災教育は全学年で段階を踏んで取り組みます。5年生は、東日本大震災で津波被害に遭った人から話を聞くことから始めました。当時の荒浜小の校長先生から、津波はどのように見えたのか、どんな行動をしたのか、体験談を聞いた児童たち。「4年生のときにやった家族防災会議をもう一度開いた方がいいと思った」などの声が出たそうです。

震災前の様子を学んだ上で、震災遺構となっている荒浜小も見学。津波の脅威を目の当たりにして、さまざまな思いを持った児童たちは、これまで学んだことを多くの人に伝えようと防災新聞作りを始めます。荒浜小周辺の震災前の魅力や震災時にどんなことが起こったか、いざというときの備え、避難訓練の大切さなど、各自が伝えたいことをまとめました。津波をよく知らない地域の人に読んでほしいとの思いから、神奈川県の5年生へも新聞を送りました。

先生方は「さまざまな災害から自ら命を守る力と、人との関わりを大切にして助け合う力を育みたい」と話していました。

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