海岸清掃をして日の出を見ました
今月紹介するのは、高岡市立伏木小学校の「日の出会」です。子供たちと保護者が参加し、学校近くにある国分浜の清掃をして日の出を見ます。日の出を見て美しいものに感動する心を、ごみ拾いをして人のために役立とうとする心を育てることが目的です。
伏木小では保護者が準備に深く関わる行事が多くあります。その一つが「日の出会」です。1919年に始まり、今年で101回目を迎えました。参加した保護者も子供の頃に体験している人が多く、地域全体で行うため、活動を通して地域・子供たち・学校の絆が深くなるそうです。
「日の出会」のスタートは朝4時半。国分浜に集合後ラジオ体操をして、ごみ拾いをします。皆さん、浜に打ち上げられた木の枝や小さなごみを一つずつ丁寧に拾い集めていました。国分浜の水は澄んでいて、小魚が群れになって泳ぐ姿も見られ、活動の合間に生き物を見つけたり、波に触れたりと、海での活動を楽しんでいました。そして5時頃になると、水平線に赤い光が。太陽が見えた途端、皆さん「あ!日の出だ!」「すごくきれい!」と声を上げていました。過去の日の出会では、雲に遮られてきれいに見えないこともあったそうですが、今年はきれいに見え、皆さん見入っていました。写真を撮る人もたくさんいて、家族や友達との思い出になったようです。