五箇山の伝統を受け継ぐ
今月紹介するのは、南砺市立上平小学校1年生から6年生が活動する「こきりこ踊り」です。子供たちは例年実施している小中高の合同運動会(上平小学校・平中学校・南砺平高等学校)で踊りを披露しています。
この活動ではこきりこ踊りの練習を通じて、地域で受け継がれてきた伝統芸能に触れてもらいつつ地元の魅力を知ってもらうことを目的としています。こきりこは南砺市五箇山で、農作業の間に行われた田楽や田踊りなどから派生した民謡だと伝えられています。優雅でキレのある踊りが多くの人を魅了してきました。
練習では、108枚の木の板をつなぎ、踊りながら打ち鳴らす「ささら」と呼ばれる用具を手に持ち踊ります。越中五箇山こきりこ唄保存会の方からの協力をいただき手の動きや足の運びなど、丁寧に指導していただきました。
特に高学年の子供たちは、運動会で踊ってきた経験や地域でも教えてもらう機会があるため、とても上手に踊っていました。
低学年の子供たちも、保存会の方や高学年の子供たちの踊りを真似して、「ささら」に親指を挟まないように気を付けながら、「ささら」を鳴らし一生懸命に練習していました。
参加した子供たちからは「踊るのが楽しかったです!」「運動会では、教えてもらったことを思い出して踊りたいです」「五箇山の伝統を受け継ぐために、民謡のことをもっと知りたいと思いました。大人になっても踊り続けたいです!」と話し、地元の伝統を大切にしていきたいという思いを伝えてくれました。
藤原先生は「五箇山の伝統を受け継ぎたいという思いを持つ子供も多く、保存会の方が踊りを披露してくださると、真剣な表情で見入っていました」と話されました。今回の活動を通じて伝統文化に親しむことができただけではなく、生まれ育った地元がもっと好きになったようです。
子供たちに聞いてみました!
参加した感想は?
- 「踊るのが楽しかったです!」
- 「運動会では、教えてもらったことを思い出して踊りたいです」
- 「五箇山の伝統を受け継ぐために、民謡のことをもっと知りたいと思いました。大人になっても踊り続けたいです!」
- 「踊りを少し忘れていたところもあったけど、練習したら思い出して、しっかりと最後まで踊ることができてよかったです」
- 「踊りを復習することができてよかったです」
- 「五箇山の伝統を受け継ぐために一生懸命頑張りたいです!」