寒河江市立三泉小学校「サケ(稚魚)の放流」

山形県

寒河江市立三泉小学校

更新

無事に戻ってきてね!育てた稚魚の放流

今月紹介するのは、三泉小学校の「サケ(稚魚)の放流」です。

4年生の総合的な学習の一環で、30年ほど前から最上川第二漁業協同組合の協力の下、鮭や寒河江川について学ぶために行っています。鮭の卵の採取や人工授精の見学、稚魚の飼育・放流を通して、命の尊さや自然環境について考えるのがねらいです。

2月初めに4cm程度の稚魚200匹を預かり、放流までの1カ月間、餌やりや水槽掃除など、4年生10名全員でお世話をしました。
稚魚がゆっくり過ごせるように「水槽に触らないでね」という貼り紙を作って全校児童へお願いもしました。

毎日観察し、3月には5cm程度に成長した稚魚。放流場所へ運ぶため、40分ほどかけてポンプで水槽の水を減らした後、網を使って優しくバケツへ移します。
児童たちは「餌を元気に食べてくれてうれしかった!」「初めは大変だと思ったけど、飼育にも鮭にも慣れてすごく楽しかった」と振り返り、名残惜しそうに作業をしていました。

寒河江川橋の近くまで運んだら、稚魚が泳ぎやすい場所まで浅瀬を渡ります。川底の石がとても滑りやすく、声を掛け合いながら渡る児童たち。
放流するときは大切に育てた稚魚に「バイバーイ!」「元気に戻ってきてね!」と声を掛け、無事に海に着くことや4年後に帰ってくることを願っていました。

一覧に戻る

宮城県・山形県・富山県内の
小学校での
活動を教えてください

環境問題についての学習、ゴミ拾いなどの清掃活動、地域学習、伝承活動、国際交流など、
学年やクラス・委員会などで行う取り組みを教えてください。
エコファミ編集部が取材に参ります!
※記事は編集部が作成いたしますので、お気軽にご連絡ください。

宮城は応募多数のため
現在募集をお休み中です

山形版の
応募詳細をみる

富山版の
応募詳細をみる

オススメ情報