海洋ごみを減らすために、私たちができること
今月紹介するのは射水市立金山小学校の「海の環境について学ぶ授業」です。
4年生が総合的な学習の時間で海の環境について学んでおり、より詳しく知るために環日本海協力センターに依頼して出前授業が実現しました。
授業では紙芝居や海洋ごみのサンプルなどを用いて、ごみがどこからくるのか、減らすためにできることなどについて学びました。
富山湾では毎年約3万トンの海洋ごみが発生しており、そのほとんどが富山県内で捨てられたごみです。
海に流れ出たごみは、分解されないまま水面や水中を浮遊して遠くまで運ばれたり、海底に沈んだりしています。
講師の吉田さんは「海洋ごみがあることで、海の生き物たちが間違えて食べてしまったり、絡まったりして生きにくい環境になってしまいます」と話しました。
子供たちは海に捨てられていたペットボトルやお菓子の袋などのたくさんのごみを見て、改めて地球で起きている海洋ごみの問題について深く考えるきっかけになりました。
子供たちからは「ごみを一度捨てると、ずっと残り続ける。ポイ捨ては絶対にしちゃいけないと思いました。学んだことを家族や友達にも伝えていきたいです」「進んでごみ拾いやボランティア活動に参加して、環境のためにできることをやっていきたいです」と話し、環境問題への意識を高めることができたようです。