中国の小学生と「がん」について学びました
今月紹介するのは、南砺市立上平小学校6年生の「がんについて学び合う活動」です。
この学習は、がんについて学び自分たちが今できることを考えるために行われました。
初めに「がんとは何か」を方言紙芝居から学びました。子供たちは馴染みのある方言を聞きながら、がんの原因や仕組みを楽しく学ぶことができました。また国立がんセンターの加瀬さんからもお話を聞き、がんについての理解を深めました。
その後「がんの治療」「がんのとらえ方」「がんの予防」「がんの研究」の4つの班に分かれ、グループ学習を実施。また世界の子供たちとの交流を兼ねて、中国の蘇州市にある小学校の5年生とオンライン交流会を行いました。
初めはとても緊張していた様子でしたが、学んだことをクイズで伝えるなどしながら、次第に和やかな雰囲気で交流することができました。
参加した子供からは「自分たちの出したクイズを真剣に考えて答えてくれたのがうれしかったです」と話し、良い刺激を受けていました。
2月4日に開催された「ザ・ワールド・キャンサーデー」では、地域内にある相倉合掌造りの集落内でがん予防啓発のためのライトアップが行われました。美しくともされた明かりは世界とつながる第一歩となりました。
今後も学習を続け、「アジアをがんで生き抜く」という東京大学河原ノリエ先生の合言葉の下、相手に対する想像力を膨らませ、生まれた国も考え方も異なる国の子供たちとつながり学びを深めていきます。