紅花を収穫するお手伝いをしました
今月紹介するのは、鮎貝小学校の「紅花摘み」です。
白鷹町は紅花の生産量が日本一で「日本の紅をつくる町」として町おこしをしています。紅花は花びらが染料の元になり、布を染めることができます。
葉に鋭いトゲがあり、日中に収穫するとトゲが硬く痛いため、夜露にぬれて柔らかい朝に一輪ずつ手摘みされています。
鮎貝小では2019年から地域貢献のために、収穫のお手伝いを始めました。日本農業遺産に認定された『最上紅花』という品種を6年生が7月に収穫しています。
収穫日、地域の紅花畑に向かった児童たちは、摘み頃の花の状態を教えてもらいました。ゴム手袋を身に付け、収穫した花びらを入れるビニール袋を腰にひもでくくりつけたら収穫開始です。
トゲが硬くなり始め、畑に入った児童から「痛い!」と声が上がります。一生懸命花びらを摘むうちに、白かった手袋も黄色に染まり始めました。
収穫し終えると、花びらを一つの籠に集めて重さを計測します。花びらに触って「ふかふか!」とうれしそうな姿も見られました。
花の下の膨らんだ部分に種が入っていることなども農家の方に教えてもらい、地域の特産品である紅花をより深く学ぶことができたようです。
先生方は「手伝ったことが町のためになったということを意識してもらっています。白鷹町を誇りに思い、大切にできる人に育ってほしいです」と話していました。