全校児童で砂の造形に挑戦!
今月紹介するのは、湯野浜小学校の「砂の造形大会」です。学校近くの海水浴場で毎年行われ、今年で42回目となる伝統行事です。海が近い地域の良さへの気付きや、協力してつくることで生まれる仲間意識などの育みを目的としています。この活動は6年生が中心となり、全校児童が縦割りの約30人ずつの4グループに分かれてつくり上げます。造形物のテーマは「海の生き物」です。大会準備は、夏休み明けから開始され、6年生を中心に何をつくるのか話し合い、イッカク、エイ、シャチ、タコをつくることに決めました。
当日、地元業者が事前につくった砂山を、児童がスコップなどを使って形を整えていきました。リーダーが「溝を掘ろう!」「水をもっと掛けて!」と指示を出し、作業を分担したり意見交換したり、力を合わせて頑張ります。ある程度形になってきたら、こてを使って滑らかに仕上げ、最後にのりを薄めた水を掛けて完成です。リーダーの一人に感想を聞くと「リーダーとしてうまくできるか不安でしたが、同じグループの子や6年生が手伝ってくれて頑張れました。グループのみんなと仲良くなれたし、すごく思い出に残る行事になりました」 と話し、達成感を得たようです。
先生は「リーダーを中心に協力し合って一つのものをつくり上げる活動を大切に受け継いでいきたい」と話していました。