伝統ある和楽器を演奏しました
今月紹介するのは、富山市立上滝小学校3年生の異世代交流学習です。
この学習は地域の方々との交流や体験活動を通じて、児童たちの豊かな人間性を育てることや地域との関わりを深めることを目的として行っています。
3年生が体験したのは薬師太鼓です。薬師太鼓は地元のお祭りでも使われる伝統的な楽器で、力強さのある和太鼓の演奏は多くの人々を引き付けます。
学習では実際の演奏で使うバチを持って、太鼓を叩く練習をします。一定のリズムに合わせてドンドンと叩く練習です。
なかなかうまくいかず、何かを身に付けるには時間がかかるのだと実感した様子の児童たち。練習を重ねることで最後には、堂々とした表情で力強い大きな音を出せるようになりました。
「今回の学習を機に薬師太鼓に興味を持ってもらえるとうれしい」と話した講師の野原さん。30年以上、全国各地で演奏を披露してきた経験を生かし、現在では次世代に薬師太鼓を伝承していくために活動されています。
参加した児童たちからは「伝統的な楽器に触れることができて楽しかったです」「もっと叩けるようになりたいと思いました」と野原さんとの交流をきっかけに大きな経験を得ることができたようです。
今回の学習を通じて、地域の方の思いや生き方を学べただけではなく、伝統的な楽器に触れることで、和の音楽を肌で感じることができたようです。