枡江の森で、伐倒と間伐を体験しました
今月紹介するのは、枡江小学校の「枡江の森の魅力を広げよう」です。枡江の森とは、枡江小の敷地内にある森のことです。森をきれいにしたいという思いをきっかけに、4~5年前から毎年5年生が取り組んでいます。今回は自然体験学習の様子を取材してきました。
仙台市建設局百年の杜推進課や、せんだい・市民の森を創る会の方々を講師に招き、森に行く前に「なぜ森が大切なのか」を学びます。森が荒れないように、一部の木を切り倒して密集させないようにする間伐などの大切さも知りました。
次に森へ移動して、伐倒と間伐を体験します。伐倒とは、木を倒す方向をコントロールすることです。事前に準備された木に縄を縛り、綱引きのように全員で引っ張って倒します。木が倒れる瞬間には歓声が上がり、その迫力に目を輝かせていました。間伐体験では、のこぎりを使って、直径10cm程の木や枝を切りました。
学校に戻って昼食後は、森にある自然の物を使ったリース作りです。見たことがない材料もあり、興味津々に観察しながら作っていました。
先生方は「自然に触れ合う機会が減ってきているけれど、子供たちにはもっと自然に親しんでほしい」と話していました。児童たちからは「この授業をずっとやっていたい」といった感想を聞くことができ、とても楽しい学びとなったようです。