キリバスから学ぶ環境問題
今月紹介するのは、北六番丁小学校で行われた特別授業「SDGs環境出前講話キリバス編」です。この授業は、環境団体MELONが子供たちに『地球温暖化を自分のこととして考え、解決のために夢と希望を持って行動してほしい』との思いで行っている取り組みの一つです。
授業を受けたのは5年生の皆さん。講師のケンタロ・オノさんは、5年生のときに小さな島国キリバスのきれいな海に憧れて、高校1年で留学し、23歳でキリバスの国籍を取るという夢を叶えました。授業では、キリバスの人々の暮らしや日本とのつながりを楽しく学んだ後に、地球温暖化で大きな問題が起きていることを教わりました。海面上昇や天気が変わってしまったことで、住めなくなった場所、飲めなくなった水など、たくさんの被害が出ています。
被害を受けた場所の映像を真剣な表情で見ながら、熱心にメモを取る子供たち。「被害の大きさにびっくりした」「温暖化を防ぐためにできることを知りたい」と話し、自分たちに何ができるのかをWeb教材も使いながら考えました。
担任の先生は、「自分たちができることを考えて、実際に行動できるように指導していきたいです」と話していました。