家族が喜ぶ献立を考えました
今月紹介するのは、鹿原小学校の「家族が喜ぶすてきな献立を考えよう」です。鹿原小がある加美町では食育の取り組みに力を入れており、鹿原小の給食は学校の調理室で作られるため、地域で生産された食材を使う地産地消の献立にしたり、児童たちが収穫した食材を使ったりしています。また長年にわたり食育の授業が行われてきました。教えてくれるのは、鹿原小の給食を考えている加美町教育委員会栄養士の方です。今回は高学年(5・6年生)の様子を取材してきました。
授業の前半では、献立を考えるために大事なことを学びました。例えば、食べる人のことを思い浮かべる、栄養バランスを考える、旬の食材を使う、などです。体を動かす力や熱になる主食、体をつくる主菜、体の調子を整える副菜、基本的な食事バランスについても教わりました。「酢豚は主菜? 副菜?」などのクイズもあり、児童たちは積極的に答えていました。
後半は、前半で学んだことの他に「自分でも作れそうだなという献立」というルールも加わり、家族が喜ぶ献立を考えて絵にしていきます。考えた献立は、冬休みに自宅で実際に作ってみることになりました。
栄養士の方は「給食や食育を通して、子供たちに『食を選ぶ力』をつけてあげたい。望ましい食習慣を子供のときから身に付けてほしい」と話していました。