ホッキョクグマ

今回はモロトゲアカエビを紹介します。シマエビとも呼ばれる鮮やかな紅白の美しい模様と、名前の由来にもなっているとげが特徴です。

モロトゲアカエビは、北海道から福井県にかけての日本海側、そして朝鮮半島東部の沿岸辺りや、北海道の上に位置するサハリンに生息するエビです。水深200~500m辺りの砂地・泥地を好み、海底に沈んだ物の陰に数匹から数十匹の群れで生活する習性があります。
産地や市場では、その見た目から「シマエビ」「スジエビ」とも呼ばれ、親しまれています。
冬から春先にかけての産卵期に、黄色い卵を産みます。生涯で2回、産卵するといわれていますが産卵数は少なく、1度に1,000粒以下。産卵した卵は、ふ化するまでの約1年間、母親がおなかに抱えて守ります。ふ化した瞬間から、子供たちはすぐに独り立ちし、自力で餌を食べて生きていくのです。
頭から反り返るように突き出ている角を額角というのじゃが、上下にギザギザしたとげがついているのがわかるかな?
この特徴から「両方の」という意味を持つ「諸」の字が当てられ、モロトゲ(諸棘・両棘)という名前の由来となっているのじゃよ。


モロトゲアカエビは全て雄として誕生し、3~5年の生活をした後、雌へ性転換します。大きく立派な体の方が卵をたくさん産めることから、体の小さな子供の頃は雄として過ごすのです。性転換する時期は体長によって決まります。産卵数は近縁種のエビに比べて少ないため、個体数も多くはありません。
加茂水族館では、大人のモロトゲアカエビ2匹が見られます!子供たちは展示の裏側でお留守番です。

モロトゲアカエビは現在4~5歳の大人2匹を展示しています。数が少ないため、この2匹のみ水槽内の別のケースに入れて展示中です。普段はあまり動き回らず、おとなしいものですが、驚くと勢いよく飛び跳ねます。かなりのジャンプ力があるようです。
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