レッドリストとは?
IUCN(国際自然保護連合)が作成している、絶滅のおそれがある世界の野生生物をまとめたもの。2020年1月更新の最新版で、絶滅のおそれがある種は約31,000種掲載されている。
イベリアオオヤマネコ
イベリアオオヤマネコは、耳の先の房毛と、顎ひげが特徴的なオオヤマネコの1種です。何よりの特徴は、さまざまな小動物を獲物とする他のオオヤマネコとは異なり、アナウサギ専門のハンターである、ということ。実に食べ物の8割以上がアナウサギという度を越した偏食家です。
しかし、生息域が広く開発された他、ウイルス性の病気でアナウサギが激減したため、イベリアオオヤマネコも減少。2002年には100頭以下に減ってしまいました。
WWFスペインやスペイン政府の努力により、2015年の調査では404頭まで回復しました。しかしそれでも、ネコ科の野生動物の中では最も数が少なく、絶滅のおそれが非常に高い動物です。
情報・画像提供:WWFジャパン
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