レッドリストの動物たち「ケープシロカツオドリ」

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レッドリストとは?

IUCN(国際自然保護連合)が作成している、絶滅のおそれがある世界の野生生物をまとめたもの。2022年10月の時点で、絶滅のおそれがある種は約41,000種掲載されている。

 

ケープシロカツオドリ

ケープシロカツオドリはアフリカ南部沿岸の6つの島でのみ繁殖し、体長は約90センチ、広げると1.7メートルを超える翼を持ちます。時速100キロもの速さで海に突っ込み、魚を追います。滑らかな流線型の体は、水深20メートルにまで潜る、 優れた能力の証です。

食物の9割は、イワシやカタクチイワシ、サンマ類など。アフリカ南部沿岸を流れる海流が、豊富な海の幸をもたらしてくれます。しかし、この海域は、人間にとっても古くから重要な漁場です。

ケープシロカツオドリ減少の主な原因は、漁業資源の乱獲による食物の減少と、船による油流出事故などの汚染です。繁殖地の島々は保護されていますが、この問題を解決しないと、減少に歯止めをかけるのは困難です。 この海域の野生生物の保護に共通する、非常に大きな課題となっています。

 

情報・画像提供:WWFジャパン
WWFは、人と自然が調和して生きられる未来をめざす環境保全団体です。

問い合わせ:WWFジャパン
ホームページ:https://www.wwf.or.jp/
メール:hello@wwf.or.jp
電話:03-3769-1241

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